新築時の引越前にフロアコーティングをすることは、今後の落とし難い汚れの付着や床材の劣化を抑制するという意味では最適なタイミングです。実際にこのタイミングでコーティングされる方は最も多いです。

フロアコーティング前

ビフォア

フロアコーティング後

アフター

新築時にフロアコーティングするメリット。

新築へ入居する前にフロアコーティングすることは多くの利点があります。まずは以下の項目をごらんください。

  • 染みになるような汚れがつきにくくなる。
  • 水拭きができるようになる。
  • 家具による擦り傷からフローリングを守る。
  • 経年による消耗や劣化を抑制する。
  • 子供の玩具やクレヨンなどによるいたずらからフローリングを守る。
  • ペットの粗相や引っ掻く行為からフローリングを守る効果がある。
  • フローリングが滑りにくくなる。
  • 艶感や質感により見た目がすてきになる。
  • 家具移動や汚れ落としなどの追加費用がないので費用が安い

このように新築時にフロアコーティングすることは多く利点があります。フロアコーティングの種類などにもよりますが新築時から10年前後は床を保護する効果が持続しますので、家の資産価値を守ることにもつながります。

新築時にフロアコーティングする必要性

当社はハウスメーカーのアフタサービス部門やリフォーム部門と提携していますので、いままで数多くの家をみてきています。そんななか感じるのはフローリングの劣化や消耗の度合いは同じ築年数の家であっても、手のかけ方により大きな差が生じるということです。

違いは明らか

フロアコーティングを新築時している場合や、定期的にワックスをかけているフローリングは何もしていないものと比較すると明らかに状態がいいです。

大体、新築から10年程経つと何もしていないフローリングは掃き出し窓の前などから、ひび割れてきたり色褪せたようになったりします。ところが上述したような手をかけているフローリングはたいてい新築時からほとんど変化していません。

先日は築9年のお住いへフロアコーティングの見積もりにお伺いしました。そのお宅はご主人が年に1~2回、樹脂ワックスを毎度2回塗りされています。その結果フローリングはもの凄くきれい!まったく傷んでいませんでした。

こちらのご主人のように欠かさず定期的にワックスを塗ることができるならフロアコーティングでなくてもいいかもしれません。ただし家具を移動しながら事前に掃除機がけ、水拭き、ワックス塗布を2回というのはかなり大変ですし慣れないうちは塗りムラがでるのは仕方ありません。

フロアコーティングならプロに任せてあとはノーメンテナンス

フロアコーティングを新築時にすると当然費用はかかりますが、それは最初だけです。そもそもフロアコーティングは床の保護を主眼において一度塗ると長期間効果が続くように開発されたものです。手慣れたプロの職人が塗る必要がありますが、ワックスのように繰り返し塗り重ねる必要がないのです。

フローリングが室内に与える印象はとても大きいです。ぜひとも新築を購入されたならフローリングを長く良い状態に保ち快適に住まうためフロアコーティングをご検討ください。

(ちなみに上述したワックス塗り名人のご主人からはフロアコーティングのご注文をいただきました!「新築時に知っていればよかった」とのことです。)

フロアコーティングの効果を明確にする

フロアコーティングの効果はいろいろとありますが大別すると以下の5つに集約します。フロアコーティングを検討しているなら、宣伝広告や売り文句を参考にするのは程々にして本当の効果を知ることは大切です。

  1. 床保護効果
    フローリングの傷つき、摩耗、日差しなどによる変質から守ります。
  2. 汚れ防止効果
    フローリングに汚れが染み付くことを抑制します。
  3. 長期間の耐久性
    ワックスとは異なり定期的に塗ることを前提としていません。
  4. 滑り防止効果
    フローリングが靴下で歩いても滑りにくくなり安全です。
  5. 美観の向上
    艶を与えることで質感が向上します。

フロアコーティングには使用する塗料タイプにより分類される種類がありますが、基本的にフロアコーティングには程度の差があっても上記の5つの効果を備えます。

注意したいのは、たとえば床保護効果といっても全く傷がつかないという完全無欠なものではないということです。たとえフロアコーティングでもっとも塗膜が硬いガラスコーティングでも、その上で生活すると徐々に傷や摩耗が生じます。もしフロアコーティングしていなければ、その傷や摩耗は100パーセント床フローリングが負うということです。

フローリング床材による相性

マンション、一戸建てを問わず最近もっともよく使用されるフローリングのタイプはシートフローリングです。シートフローリングは表面にオレフィンシート(プラスティック素材に木目模様がプリントされたもの)が、複層にかさなったMDF(細かく裁断した木片を接着剤とともに圧縮して固めたもの)などの加工木材の上に貼られています。

ワックスフリー・ワックスレス・ノンワックスフローリングと謳われるものは大抵はシートフローリングです。オレフィンシートは従来の木質フローリングと比べワックスを塗るのが難しいため、またスクラッチ傷などがつきにくいためこのような表記がなされます。ただし、まったく傷がつかないわけではありませんし、水分にはオレフィンとその下の加工木材の性質の違いから反りなどの不具合がやや発生しやすいように思えます。

シートフローリングにも施工可能です

このような比較的新しいタイプのフローリングにもフロアコーティングは可能です。一般の方が自分でワックスを塗ると非常に塗りムラなどが生じやすい特性があります。ただしフロアコーティング会社の技術や使用する塗料によりこのようなフローリングでも美しく仕上げることができます。

シートフローリングにとって代わる前には主流だった突板フローリング(表面が木材のシート)や挽板フローリング(表面が3~5ミリと少し厚い木材)、無垢フローリング(一枚の板)にもフロアコーティングは施工可能です。ただし、表面にオイル加工やフッ素加工などがされている特殊なフローリングには施工できないこともあります。

フロアコーティングの検討をされている方は必ずマイホームのフローリング種類を確認するようにしてください。よくわからない場合は施工会社へ相談しましょう。

新築フロアコーティングの施工で当社が重要視していること。

未使用のフローリングといっても内装工事や工事会社の各種検査の際にはフローリングの上を実際は歩いています。また、フローリングを張る工事では、はみ出た接着剤は拭き取られるのですが微量の成分は表面に残ることが多いです。

もちろん、きれいな状態にクリーニングされてから住宅はお引き渡しされるわけですが厳密にいうと完璧ではありません。フロアコーティングの際は手垢、皮脂、接着剤などわずかな汚れが密着不良の原因になったり、後になって現れる変色の原因になったりします。ですから新築フロアコーティングとはいえ事前清掃はすごく大事です。

一見きれいなフローリングですから汚れ落としも微に入り細に入りわたって目を凝らさないと見逃してしまいます。とても神経を使う作業となりますが高品質なフロアコーティングの実現には不可欠です。

事前清掃

状況により全面を這って清掃します

事前清掃後のバケツ

新築でもこんなに汚れがでます

住宅会社からフロアコーティングを勧められたら

新築マンションを契約するとかなりの割合で、フロアコーティングを含むインテリア商品(カーテン、エアコン、造作家具など)をマンション契約者へ提案営業する通称「インテリアオプション会」が開催されます。一戸建ての場合も個別に販売会社または建築会社からフロアコーティングを勧められることがあります。

自分の家のことでお世話になった会社からの提案ですし、使用している床材などについても熟知しているであろうという安心感から注文される方も多いと思いますが、少しばかり注意が必要です。

というのはこれらの仕事は完全に住宅会社からするとアルバイトのようなもので、実際には販売価格の中抜きをして下請けに丸投げをするということが少なくありません。たいていは小規模の建築会社や住宅リフォーム会社へ下請けされ、そこからさらにコーティング施工会社へ孫請けされるのです。したがって、当社のような施工会社と比較して費用が高価だったり、価格が変わらなくてもフロアコーティングのグレードが低かったりします。

仲介手数料なし

こちらの記事をご覧の皆様はインターネットを活用して能動的に情報を得ることのできる方に間違いありませんから、わざわざ不要な中間マージンが含まれた価格で購入する必要はないと思います。

インターネットでのフロアコーティング施工会社の選び方と価格相場

私自身がコーティング施工会社の店長ですから他社様のことは言いづらい面があります。けれどもある程度のことは、これから大事なマイホームへのコーティングを検討されている方のためにお話する必要があると思いますので、サラッと言及いたします。

フロアコーティングは3LDKのマンション(すべて床フローリングのケース)で価格相場は10万円~20万円(税別)といった感じだと思います。一戸建ての場合は階段などもありますので同条件で20%アップ位でしょうか。

まずはフロアコーティング種類による価格差を把握しよう

価格の開きは使用する塗料に由来する部分が大きいです。使用塗料によりフロアコーティングの種類が異なります。以下はフロアコーティングを価格の高い順に並べたものです( )内は使用塗料。

  1. ガラスコーティング(常温ガラス塗料)
  2. UVフロアコーティング(紫外線硬化型ウレタン塗料)
  3. シリコンコーティング(シリコーン塗料)
  4. ウレタンコーティング(ウレタン塗料 ※油性タイプと環境配慮型の水性タイプがあります)
  5. ウレタンワックスコーティング(高濃度ウレタン樹脂ワックス)
  6. アクリルコーティング(樹脂ワックス)

インターネットでのフロアコーティングは1.~4.のものがほとんどを占めます。5.6.は主にマンション購入者を対象にしたオプション販売会で売られているものです。

※フロアコーティング会社により独自にネーミングされますので紛らわしくなっています。ウレタンワックス・コーティングなどは単にウレタンコーティングやスーパー◯◯コーティングなどとなっていることが多いです。

上のリストからわかることは、例えば1.ガラスコーティングと4.ウレタンコーティングが同価格の場合はどちらかが高いか安いかということになります。もし価格が安いのに相応の理由があるのであればそれはお買い得ということになります。イマイチ安い理由がわからない場合は使用塗料や職人の品質に問題のあることもありますので一層の注意が必要です。

また価格が高い場合はブランド料、つまり信用が付加価値として上乗せされているとポシティブに捉えることもできます。ただし、会社によっては受注に多額の広告費を使用しているところもあり、その場合はフロアコーティングの中身というより受注活動に関わる費用が上乗せされているだけということになります。概して多額の広告費に頼った営業をする会社は注意が必要かもしれません。

新築時におすすめのフロアコーティング

フロアガラスSi お子様やペットのいるご家庭には床保護効果が高くおすすめです
フロアプロテクトAP 3種類の光沢からお好みを選べる万能型
水周りコーティング 気になるキッチン、浴室、洗面台の汚れ防止と抗菌に
玄関タイルコーティング 汚れを落とすのが難しい石材タイルを汚れ防止仕様に
和室白木コーティング 和室ならではの風合いを維持するために
クロスコーティング 光触媒の力で臭い、カビ、ばい菌を分解し空気を清浄にする効果

新築住宅を購入される方の年齢層でもっとも多いのは35~44歳の方々で、次がその下の層で25~34歳の方々です。一般的には、現在、初婚年齢が首都圏では平均30歳を超えていますから、まだ幼いお子様がいらっしゃるご家庭が多いのではないでしょうか。ということを踏まえると床保護効果の高いものが望ましいと思います。

必要になる床保護性能によりフロアコーティングを選択する

お子様はフローリングの上を這いずり回り、おもちゃで遊んだりしますからフローリングを傷つけることも多いです。(一般的に・経験的に)ということを考慮すると、一番のおすすめはガラスコーティングの「フロアガラスSi」です。フロアコーティングの中ではもっとも硬い塗膜性質ですから擦り傷や摩耗がつきにくく、クレヨンなどでのお絵かきも落としやすくなります。ペットを飼っているご家庭も爪での傷や粗相などへの対処から一般的には「フロアガラスSi」が一番目のチョイスとなります。

一方、お子様が成長されたご家庭やご夫婦お二人のご家庭の場合は必要となる床保護性能がそこまでは要求されませんから、お値段が少し安い水系ウレタンコーティングの「フロアプロテクトAP」という選択も賢いと思います。

フロアガラスSi、フロアプロテクトAP、どちらもシートフローリングとの相性もよく、安全性に優れた臭わないフロアコーティングです。

他には「水周りコーティング」、「玄関タイルコーティング」、「和室白木コーティング」、「クロスコーティング」なども同時注文で割引を受けられますので、今後のお手入れが気になる場合は新築時に施工することをおすすめします。

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