同条件の新築と比べ割安に購入できる中古住宅はとても賢い買い物だと思います。リフォームやクリーングなどを行ない自分が住みやすいように、手を入れてからお引っ越しされる方も多いと聞きます。そんな方に是非おすすめしたいのがフロアコーティングです。

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中古住宅を入居前にフロアコーティングするメリット

中古の家を入居前にフロアコーティングするメリットには以下のようなものがあります。まずはご覧ください。

  • コーティング前の徹底したクリーニングにより、汚れもきれいになります。
  • フローリングの劣化や消耗の進行を抑制し長く良い状態で床を使用できます。
  • 家財搬入前になので家具移動割増費の加算なく床全面の施工ができる。
  • 古いワックスを除去してコーティングすることで新築時のような見映えになることも。
  • フローリングを張り替える費用と比べおおよそ半分以下の費用で済みます。
  • フローリングに染みついたペット臭や生活臭も臭わなくなります。
  • 床保護効果による美観の維持で転売する場合も有利になる。

このように中古住宅を購入して入居する前にフロアコーティングすることは、たくさんの利点があります。我が家の将来のことまで考慮するなら、ぜひご検討ください。

徹底した事前清掃

事前清掃

当社ではフロアコーティングする前には徹底したクリーニングを行っています。

拭いただけでは取れないようなフローリングの黒ずんだ汚れの原因は手垢、皮脂、油膜など脂溶性の汚れです。このような汚れは一般的な中性洗剤よりも若干アルカリ性の業務用洗剤を使用してしっかりと落とします。

ワックスが塗ってある場合は剥離剤という専用の洗剤を使用するのですが、当社ではフローリングを傷めないよう特別にカスタマイズした粘り気のある中性の剥離剤を使用します。粘性があるためフローリングの隙間に侵入して反りが生じるなどの不具合を起こしません。

またいずれの場合も全体を清掃し終えたあとは確認を行ないます。わずかでも汚れが残っている場合は繰り返し作業を行ないます。現場は一つとして同じ状況というものはありませんから、作業マニュアルはあってないようなものです。

このような徹底した事前清掃により、まずフローリングを汚れのない素の状態にします。中古住宅の場合はペットの臭いや原因の特定できない生活臭などがあることもありますが、フローリングに関してはこれで通常はほとんど臭わなくなります。(※ただし、フローリングの裏側まで達したペットの尿の臭いなどは取れません。)

リフレッシュして見た目も軽やかに!

上述したように徹底した事前清掃を行ないフロアコーティングすることでフローリングならではの質感や清潔感がアップします。

なかには、色が明るくなったというお客様もいます。これはフローリングの黒ずみを取り除きコーティングで艶を与えたことで色の明度が高くなったからです。

フローリングの汚れ方や消耗度合いにもよりますが、築浅物件なら新築に近いような見映えになることもあります。古い物件になるほど、同じ築年数の住宅でも状況によりフローリングの状態の違いが大きくなります。

どんなに築年数の経った住宅でも汚れが堆積しているだけなら改善の余地は大きいです。見違えるようになることがあります。

一方、フローリング全面に傷が多かったり、表面にヒビ割れなどが生じてしまっていたりする場合は改善するものの残念ながら見違えるようにとはならないことが多いです。もちろんコーティングすることでフローリングの保護になりますので今後の劣化や消耗を抑えるという意味ではフロアコーティングすべきです。

施工前
築24年のフローリング施工前
施工後
築24年のフローリング施工後
剥離施工
事前清掃の途中、左が施工済み

おすすめのフロアコーティング種類

おすすめのフロアコーティングは床の状態や種類にもよります。新築に近いような状態やシートフローリングなら高価格ですがより強度の強いガラスコーティングの「フロアガラスSi」がおすすめです。

多少あるいはかなり傷が多かったり、ヒビ割れ現象が進行していたりするフローリングには、より塗膜に厚みがありフローリングに生じた凹凸を覆い隠すような効果のある水系ウレタンコーティングの「フロアプロテクトAP」が適しています。

ワックスを塗るつもりだったけど、「どうせならプロによるフロアコーティングをなるだけ低予算で」というなら水性ウレタンコーティングの「フロアガードPLUS」もおすすめできます。多少、上位のフロアコーティングと比較すると塗膜の強度は落ちますがワックスと比較すると床を保護する効果は高いですし、事前清掃にかける時間や労力は同様ですので仕上がりの見た目は同じです。

施工価格は高い方から「フロアガラスSi」「フロアプロテクトAP」「フロアガードPLUS」の順となります。詳しくは施工料金表をご確認ください。

中古住宅には光触媒クロスコーティングで消臭除菌

フロアコーティング以外のコーティングでは「光触媒クロスコーティング」がなんといってもおすすめです。前移住者の残した生活臭などの臭いやカビ菌などを分解して除去します。臭いに敏感な方やアレルギー症状のある方には最適です。人の手があまり触れない壁紙にコーティングすることで長期間、メンテナンスなく効果が持続します。

他には「玄関タイルコーティング」もおすすめです。たいてい玄関タイルはお掃除が行き届いていない場合が多く、きれいにして石材タイル用のコーティングをすることでお掃除が楽になります。

一方、新築では人気のある水周りコーティングや和室白木コーティングは、どちらかというと新築時の状態を維持するためのコーティングです。使用して細かな傷がついていたり、カビ菌が生じたり、日焼けなど変質していたりする場合は本来の効果が半減しますのでおすすめしません。(※気になる場合は水周りなら再生コーティング、白木はあく洗など商業施設や神社仏閣で行う施工をすることができますので、その場合はご相談ください。)

フローリング張替えか、フロアコーティングか?

フローリングを張り替えてからフロアコーティングを依頼される方もいますが、張り替えるか、フロアコーティングするかで悩む方もいます。フロアコーティングの場合、汚れはともかく傷などがなくなるわけではありません。

したがって、床の全面に傷が無数生じていたりヒビ割れ現象などの劣化や消耗が進行しているなら張り替えたほうがよい場合もあります。

それぞれの費用はいくら位か

フローリング張替え費用の相場は最安値で1平米あたり1万円位ですから、リビング・ダイニングと廊下が合わせて30平米だと仮定すると30万円になります。(同条件のフロアプロテクトAPは138,000円です。)

永住するつもりなのか、何年か後に転売するつもりなのか、ということは大きく判断を左右します。また価値観は人それぞれに基づきますからなんとも言えませんが、一つ言えるのはせっかく張り替えても扱いが悪いと、また10年後位に張り替えたくなるということです。

よほどフローリングの状態が悪くないかぎりはフロアコーティングによる保護をして大切に扱うのが良いのではないでしょうか。

中古住宅の場合はフローリングの状態などもまちまちですので、ご相談いただければなるべく迅速に下見にお伺いいたします。興味のある方は、まずはお気軽にご連絡ください。