横浜市青葉区は新石川町の一戸建てをフロアコーティングしました。ちょうど東急田園都市線の「あざみ野」と「たまプラーザ」の中間に位置するとても閑静な高台にある邸宅です。

現在お住まいの物件ですから家具家財を移動しながらのコーティングになります。家具移動は一切合切となりのコーティングしない部屋などへ退避できれば一番シンプルで簡単です。たとえば和室が隣接していれば畳のスペースを一時的な家具置き場としてお借りさせていただきます。

ただし毎回そういった条件ではありません。そういった場合は部屋内で移動しながら作業することになります。このようなケースでは、とくに大変なのはスペースの大部分を占めるようなベッドがある場合です。

ベッドが占拠する寝室のフロアコーティングを解説

今回たまたまそのようなケースにあたりましたので具体的にどのようにコーティング作業を進めたのか写真をもとに解説いたします。家具家財の移動を理由にフロアコーティングの実施を迷っている方は是非参考にしてください。

1.このように寝室の大部分のスペースを占める2台のベッドがありました。

2台のベッド

このまま部屋の端に寄せても床スペースの半分が空きません。そうなるとフローリング全面をコーティングすることができません。なのでお客様の了承を得てベッドを重ねることにしました。

2.部屋を2つに分割する

重なったベッド

マットレスやお布団などの寝具は予め移動しております。中央の緑のマスキングテープが先に施工する面と後から施工する面との境になります。(周りのマスキングテープはコーティング剤が付着しないようにしています。)

3.養生

ベッドの脚に養生

もちろんベッドが重なり接地する脚の部分にはクッション性のあるシートを2重にして傷がつかないように養生します。

4.空けた床面を先にコーティングする

コーティング作業

ベッドを重ね空けた床面を先にコーティングします。写真は塗布作業ですが事前にクリーニングして下地を整えています。

5.乾燥

半分施工が完成

コーティングの塗布作業が終わったら乾燥させます。このとき塗布作業中は締め切っていた窓を開けて部屋を換気します。当社の2液硬化型水系ウレタンコーティングなら硬化剤の促進作用で通常60分から90分で硬化乾燥します。乾燥中は他の部屋の作業を行い、乾燥後に今度はベッドを今施工した面にそっと移動して反対側も同様に作業します。

ベッドなど家具類を重ねて移動するというのは基本的には異例の措置ですが、どうしても床面半分の面積がとれないと全面を施工できないです。このような場合は私たち職人が丁重に家具を扱いますので、このような方法をご了承ください。

余談ですが…

今回のお客様宅は場所ごとに違うタイプのフローリングがあつらわれていました。こちらは日本伝統のなぐり加工の一種でしょうか、表面が加工されているフローリングです。

なぐり加工無垢材

下はリビングにあつらわれたブラックウォールナットの無垢フローリングです。

ブラックウォールナット無垢材

写真では照明の反射があってわかりづらいのですが、なぐり加工のほうはグロス(つや有り)、ブラックウォールナットのほうはセミグロス(半つや)で仕上げています。

ブラックウォールナットの無垢材はもともと半塗膜仕上げで木の質感を残した仕上げのため、なるべくその質感を保ちたいとのリクエストがご主人からあったからです。水が染み込んでしまったりという管理上の問題のため今回コーティングすることになったのですがセミグロスで仕上げると実際は塗膜が生じていても、見た目は木の質感のままです。木の質感を活かした無垢材にはセミグロス(半つや)を推したいと思います!

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